10/06/2007

memo

 メディアを<読む>のに際し必ず「作り手の意図」があることの分かりやすい例。

 
 靖国問題で李登輝氏「日本の政治、あまりに弱かった」
 http://www.asahi.com/politics/update/0609/TKY200706090122.html (asahi.com)
 
 来日している台湾の李登輝前総統は9日、東京都内で記者会見に応じ、靖国神社参拝について「亡兄を鎮魂する個人的行為」と強調したうえで、中国などからの靖国参拝批判に対して「日本の政治はあまりにも弱かったと信じている」と語った。
 李氏は「靖国神社問題は中国大陸やコリア(朝鮮半島)で、自国内の問題の処理ができないため(批判をそらす狙いで)作り上げられた」と指摘。「国のために亡くなった人への鎮魂を外国政府に批判される理由は何もない」と強調した。


 「靖国問題は中韓が作った」李登輝氏が特派員協会の会見で
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070609i204.htm (YOMIURI ONLINE)
 
 李登輝・前台湾総統(84)は日本訪問最終日の9日、都内の日本外国特派員協会で記者会見し、「靖国問題は、国内問題を処理できない中国と韓国によって作り出されたもの」と、日本の指導者層による靖国参拝を非難する中国、韓国を逆に批判した。
 両国の靖国批判に対して「日本の政治は弱かった」との認識を示した。
 李氏は「自国のために亡くなった若い人をおまつりするのは当たり前のこと。批判される理由はない」と述べた。
 また、中台関係については「台湾はすでに独立した自由で民主的な国である」と改めて主張、中国に対し、「民主化を進め、人民に自由を与えなければ、発展できない」と警告した。
 李氏は9日夕、成田空港をたち、台湾に戻る。
(2007年6月9日13時33分 読売新聞)

 同じ「李登輝氏の会見」を報じた文章だけど、見出しと第一段落で印象が変わるもんだ。 「情報保全隊」の時も分かりやすかったけど、立つ位置によって見える世界も違ってくるんだなぁって話。

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