15/01/2009

モデルに修正を加えない方が稀なんだなぁ…


 公開に向けてプロモーションが進む某映画の宣材を見かけて思った。
 広告写真だけでなく、就職活動で使われる写真にも修正加える時代なんだから当たり前といえば当然なのだが…。


(追記)

 話題になっているのは、配給会社がメディアに提供した宣材写真で、ヤッターマン2号(福田沙紀)が斜に構えた格好で左手を腰に宛て、右手を突き出したポーズをしているカットだ。この写真、サンスポ(※削除済み)とほかの媒体では、見た目に大きな違いがあった。

 サンスポとほかの媒体の写真を見比べてみると、明らかに異なるのはヤッターマン2号の“細さ”。サンスポに掲載された写真は顔の輪郭や胴回りが幾分ふっくらとしているのに対し、ほかの媒体に掲載された写真は顔の輪郭がシャープになっている上に、胴回りはサンスポの写真にはなかった“くびれ”が存在するほどほっそりとしている。また、ヤッターマン2号の黒目の部分もほかの媒体のほうがハッキリと黒く、かわいらしさが強調されているようだ。

 写真そのものは同じカット(=同じポーズ、同じ衣装、同じ背景)であることは明らかなのだが、ほかの媒体の写真のほうが若干背景のレンガが歪んでいることから、何らかの修正が加えられたように見える。ただし、サンスポの写真がただ比率を間違えただけなのではないか、との指摘があることも書き添えておく。

(写真-左:多くの媒体/写真-右:サンスポ)


 僕がこのエントリーを書いたのは、ドロンジョを観てなんだけど、こっちの方が分かりやすいって言うか露骨というか…。
 広告の世界においては、もう何十年も行なわれていたことだし、グラビアといったマスの媒体だけでなく、就職写真といった個人的に使用するものまで、修正を加える時代だから、開き直っても良いのでは…。
 ただし、そういったことが横行する世の中において、「外見よりも中身」だなんて言葉は軽くって滑りやすいものになることをも銘記しておくべきだと思う。

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