サッカー岡田ジャパンの親善試合、対フィンランド戦が4日に行われるが、注目は試合結果にあらず。ズバリ、TBS系で放送されるテレビ中継の視聴率だ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
その最低ラインは10%。というのも、サッカー日本代表のホームゲームはゴールデンタイムの生中継が基本。試合開始時間を午後7時20分にしているのも「7時のNHKニュースの終了時間を意識してのもの」(協会関係者)という。
複数の民放関係者に聞くと「今はゴールデンタイムでも視聴率20%はなかなか取れません。それでも15%はとらないと、とても合格ラインとはいえません」と異口同音だ。
先月28日、敵地で行われた2011年アジア杯予選のバーレーン戦(0-1で敗戦)は、日本代表戦としては実に11年ぶりに国内でテレビ中継が行われないなど、注目度ダウンの岡田ジャパン。今回万が一、視聴率10%を切った場合。それこそ日本サッカーに非常事態宣言が発令されたといっていい。
「ゴールデンで10%を切った場合は、2度とゴールデンでは放送できない」というのが民放テレビ局のおきてだ。そうなった場合は岡田ジャパンがゴールデンタイムから撤退する可能性が十分。実はこの流れ、2001年に長嶋茂雄監督が勇退し、03年に松井秀喜がメジャーに移籍した巨人軍が、視聴率急降下に悩み、今や中継数は激減、デーゲーム増加傾向にあるのとまったく同じといっていい。
フィンランド戦は勝って当然。試合の結果より、翌5日発表される視聴率を、日本サッカー協会は祈るような気持ちで待つことになる。
サッカーのテレビ中継といえば、キリンカップもトヨタカップも、日曜日の昼間に淡々と中継されていた時代を知っているものにとっては、ほんとに良い報せ。ゴールデン帯なら、裏番組も強敵ぞろいだろうから、視聴率は低いだろうね。この点については、よく判らんけど。とにかく、この記事がトバシでなければ好いのにと切に願う。
それにしても、15%だなんて、大きく出たよなぁ…某民放関係者。普段はサッカーを、スポーツニュースでも、申し訳程度にしか扱ってくれないのに、視聴率だけ要求するとは…。テレビ局というか、広告代理店の思惑なんだろうけど。まぁ、この記事が飛ばしで無ければってのが前提の話なんだけど。
試合前の奇妙な演出と試合中の過剰な実況が放送されないのならば、深夜録画で良いなぁってのが正直な気持ち。平日のゴールデンに放送されても観られないし。ゴールデンとしては視聴率は低いけれど、深夜だと高いって話だから、テレビ局としてもその方が良いんじゃないの?コレも、この記事が飛ばしでなければって前提なんだけど。
これからのサッカーのことを考えると、子供を含めた若年層が観ないとなぁ…。この点について、NHKも含めたテレビ局の奮起を期待したいんだけどねぇ。
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