2009年1月31日12時7分
旧日本郵政公社が07年に一括売却し、東京の不動産会社が1万円で入手した鳥取県岩美町の旧「かんぽの宿 鳥取岩井」が、直後に6千万円で鳥取市内の医療法人が同町内に設立した社会福祉法人に転売されていたことがわかった。
この施設は温泉付きの宿泊施設として78年にオープン。93年に約3万2千人だった宿泊者数が05年には約1万7千人に減少。経営悪化のため、06年7月に廃止が決まり、07年には他のかんぽの宿とともに不動産会社7社に一括売却され、東京の不動産会社が1万円と評価して手に入れた。
同年9月、岩美町岩井の社会福祉法人「フォイボス」が、施設を手に入れた不動産会社から敷地(約1万3千平方メートル)と建物を合わせて6千万円で購入。約1億1千万円の改修費をかけて、鉄筋3階建て延べ約3600平方メートル(入所定員50人)の老人ホームとしてオープンさせたという。同医療法人の森本雅義事務長は「6千万円という購入額はこちらから提示し、当時は安いと考えていたが、評価額が1万円だったとは知らなかった」と話している。
ただねじれているのが面白いなぁ ってだけでは済まないとは思っていたけど、何もせずに5999万円を儲ける不動産屋さんが現れていたとはね。いやさ、諸経費なんかが掛かっていたりするだろうし、法的には問題が無いかもしれないんだけどね。
「ただ、郵政側が施設ごとの資産評価額の開示を行っていないことも問題だ。不動産物件は、立地や建物の構造などによって価値が大きく異なる。93億円が本当に妥当といえるのか、郵政側には70施設それぞれの現状の資産と債務の鑑定結果を公表するよう求めたい。鳩山氏側も、独自の鑑定結果を早急に提示すべきだろう。」 って産経の【主張】が妥当だったと言えるかもしれない。
僕個人としては、この問題だけに限定してみれば、往復書簡の妥当性は産経の方に軍配が上がると思っていたし、朝日が奇妙な主張というか拙速に傾いているのに?の嵐ではあった。冷静に論理的に考えると、朝日の言ってることが妥当で、無理強いをしている鳩山氏って構図なんだけど、一括譲渡先がオリックスだったり、強気だった西川社長が一転凍結を表明したりだとか、感覚的に受け容れ難いなぁって…。
なんだか政治家だとか全逓(今は名称は変わってるのかしら?)の影がちらついたりして、それが各メディアの姿勢だとかに関わってるのかも。でも結論は、よくわからないなぁとしか言えない…。
和歌山の時は分かり易過ぎたんだけどなぁ…。
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