2009.3.16 15:21
日本テレビの報道番組「真相報道バンキシャ!」が虚偽の証言に基づいて岐阜県に裏金があると報じた問題で、久保伸太郎社長(64)は16日、「会社の信用を大きく失墜させた」として引責辞任した。同日付で足立久男報道局長も罷免された。
記者会見した久保氏は、虚偽報道について「(社長が)職を辞するほどの激震に至るということを報道局員が理解していなかった」などと述べた。
日テレによると、袴田直希報道局次長を出勤停止3日、番組の担当プロデューサーと担当デスクをそれぞれ同5日の懲戒処分とした。社長は細川知正(のりただ)会長(68)が兼務し、久保氏は代表権のない相談役に退く。報道局長は渡辺弘執行役員が兼務する。
番組は昨年11月23日に放送されたもので、「岐阜県の土木事務所が裏金づくりをしている」などと元建設会社役員が匿名で証言。報道を受けて県が調査を行ったが、事実を確認できなかったため今年2月、日テレ側に報道内容の検証を求めた。再取材で元会社役員が虚偽の証言だったことを認めたため、日テレは県に謝罪して番組内で虚偽報道の経緯を説明した。岐阜県警は今月9日、偽計業務妨害容疑で元会社役員を逮捕した。
この問題は、NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会も調査チームで審理することを決めている。
最初は、潔い話しだなぁって思ったりもしたんだ。 「TV報道ってこの程度のものかと視聴者に思わせた」って、何を今更って感じるんだけどね。
所謂「あるある問題」がかわいらしく思えるほどの現状において、誤報で引責辞任ってことにすれば、「毎日新聞」社なんて新入社員を社長にせざるを得なくなるんじゃないかって。
そういえば、傘下のTV局では労組が全面ストに突入 って話だけど、その調子で停波しても良いよだなんて思っちゃうんだけどね。
閑話休題―でも、その潔さってなんでなのかって疑問が…。だって、日テレって以前にも社長辞任しても良いような問題を起こしていたけど、ここまでしなかったし…。
日テレ社長が異例の辞任会見やり直しへ 撮影不許可などに批判 (産経ニュース@msn.)
2009.3.16 18:43
報道番組「真相報道バンキシャ!」で虚偽証言に基づいて裏金問題を報じたことなどの責任をとって16日、辞任会見を行った日本テレビ放送網、久保伸太郎取締役社長執行役員(64)は同日午後7時から再度、記者会見することを明らかにした。同日午後4時からの会見で、出席者を報道1社につき1人としたことや、映像撮影などを禁じたことに批判が集まったため。企業トップが辞任会見をやり直すのは異例。
1度目の辞任会見
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2度目の辞任会見
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日テレをめぐっては3月9日、「バンキシャ!」内で「岐阜県の土木事務所では今も裏金づくりをしている」などと虚偽の証言をし、県の業務に支障を生じさせたとして、元土木建設会社役員の男(58)が偽計業務妨害の疑いで岐阜県警に逮捕された。
証言は昨年11月に放送され、岐阜県が約2カ月間にわたって調査し、「裏金の事実は確認できない」との結論に達していた。
これに対し、日テレ側は3月1日放送の同番組で、「視聴者、岐阜県と県議会にご迷惑をおかけしました」と陳謝。5日には、足立久男報道局長ら幹部が県庁を訪れ、古田肇知事に「取材の最後の詰めが甘かった」と頭を下げた。
この問題で、第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の放送倫理検証委員会は番組を審理することを決め、特別調査チームが日テレ側から話を聞くことにしている。
こんな話を耳目にすると、反省ゆえの潔さってのはそうでもないように思えてくる。これがメディアの会見でなければ、好き勝手に撮影するだけでなく、やりたい放題編集して放送するだろうから。
で、グーグルさんに尋ねてみた。
法改正による罰則規定に対して先手を打つ必要があったんだろうなぁって思ったわけなんだけど。
公取が広告に関する勧告を行なった時もそうだけど、自分たちに都合の悪いことは知らん振りして惚けてみせるってのが常套手段なんだなぁって。
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