11/08/2009

泰山鳴動して

 鼠一匹…。いや、今回は二匹か…。

酒井容疑者起訴できない可能性も 所持微量、物証乏しく (47NEWS)
 女優酒井法子容疑者(38)が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件は、酒井容疑者の自宅から見つかった覚せい剤がごく微量だったため、専門家からは「起訴できない可能性もある」との指摘が出ている。警視庁は使用容疑での立件も検討しているが、尿鑑定では覚せい剤反応が出ないなど物証が乏しく、捜査は困難を抱える。
 警視庁によると、酒井容疑者の逮捕容疑は、東京都港区の自宅マンションで3日、アルミ箔に包まれた覚せい剤0・008グラムを所持した疑い。
 薬物事件を多く手掛ける小森栄弁護士は「通常なら起訴猶予になるケース」と指摘する。覚せい剤は1回の平均使用量が約0・03グラムとされ、起訴される事件の多くはそれ以上の分量を所持したケースという。
 検察幹部も「所持での起訴はハードルが高い。今回の覚せい剤は微量なので、鑑定するとほとんど残らず、公判で鑑定の適法性などを立証するのが困難になる」と慎重な姿勢を崩さない。
 一方、使用についても酒井容疑者は「夫と一緒に吸引した」と認める供述をしているが、尿検査の結果、覚せい剤反応は検出されなかった。
 厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部は「使用を立証するには尿検査が一番の決め手」と話す。警視庁によると、吸引に使っていたみられるパイプやストローの付着物のDNA型が酒井容疑者の型と一致した。しかし、DNA鑑定や毛髪鑑定では使用の時期が特定できず、公判維持は難しい。
 警視庁の捜査幹部は「覚せい剤が微量の事件は検事が起訴したがらない。今回も難しいかもしれない」と話している。
2009/08/10 19:25 【共同通信】

 この所TVを観ていないので、どういった放送がなされていたのかは分からないけど、新聞の一面をドンと飾っているのを見て、みんな興味があるんだねぇ、だなんて思っていたくらい。なんだか目眩まし臭いバカ騒ぎ。
 捜索届け云々が、逮捕状が出たって話になった頃からこういった落し所になるんじゃないかなぁってたぶん多くの人が思っていたんだろうね。
 これにはたぶん弁護士(悪徳の枕詞可)が付いていて、逃走幇助にならないように巧くやったのかなぁだなんて勘繰ってしまう訳で。石が浮いちゃった事例になるんだろうなぁだなんて思ったんだけど、もし、こういった顧問弁護士を雇えない我々なんかだと、たとえ木の葉であっても沈んじゃうこともあるんだろうなぁって考えると、なんともやりきれない気分になる。こんな痴漢冤罪 なんて氷山の一角だろうし。

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