昨日の「歴史的な」と形容される選挙結果 を受けて、各誌の社説を読んでいると予想通りの論調だった。毎日 の浮かれっぷりはまるで新しい玩具を与えられた子供のように微笑ましい。さすが毎日といった面目躍如と言ったところ。「昇進刑」の効果がジワリジワリと…。
で、読売は、
民主党政権実現 変化への期待と重責に応えよ(8月31日付・読売社説) (YOMIURI ONLINE)
構造改革路線の行き過ぎ、指導者の責任放棄と力量不足、支持団体の離反、長期政権への失望と飽きが、自民党の歴史的敗北につながったと言えよう。と、日本政治史に暗いフリをした。
民主党は、こうした自民党の行き詰まりを批判し、子ども手当や高速道路無料化など家計支援策、多様な候補者を立てる選挙戦術で有権者の不満を吸い上げた。
そして朝日、意外と冷静だったので、なんだか肩透かしを喰らった様な気分。
民主圧勝 政権交代―民意の雪崩受け止めよ (asahi.com)
では、それが民主党政権への信頼となっているかと言えば、答えはノーだろう。朝日新聞の世論調査で、民主党の政策への評価は驚くほど低い。期待半分、不安半分というのが正直なところではあるまいか。ただ、ここで終らないのが流石ではある。
やるべきことは三つある。
第一は、政治と行政を透明化することである。与党になれば、官僚が握る政府の情報が容易に入手できるようになる。それを洗いざらい総点検し、国民に情報を公開してもらいたい。
第二に、政策を具体化するにあたって、間違った点や足りない点が見つかったら豹変(ひょうへん)の勇気をもつことだ。
第三に、国家戦略局、行政刷新会議をはじめとする政権の新しい意思決定システムを、人事態勢を含め着実に機能させることだ。
具体的でないからそう感じるだけなのか、えらく的外れに感じる。例えば、早急にデフレ対策をしなければ、財源云々の議論も出来ないと思うのだが…。
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