江畑謙介さんは、昭和24年、千葉県銚子市で生まれ、上智大学大学院を修了したあと、イギリスの軍事専門誌の東京通信員を長年、務めるとともに軍事評論家として執筆活動を続けました。平成3年の湾岸戦争の際にはNHKの番組に出演し、長時間にわたって戦況を解説したほか、平成13年のアフガニスタン攻撃や平成15年のイラク戦争などでも刻々と変わる現場の状況を専門家の視点で客観的に伝えました。最新の軍事情勢や兵器に関する知識を基に、数多くの著書を執筆し、そのテーマも日本の防衛力に関するものからアメリカ軍の再編や中国や北朝鮮の軍事情勢まで多岐にわたっていました。江畑さんは、ことしに入ってからも北朝鮮による弾道ミサイル開発などについて分析を続けていたということですが、10日千葉県内の病院で呼吸不全のため亡くなりました。60歳でした。目元涼しい甘いマスクに紳士的な物腰。そして、独特のヘアスタイル。まだ高校生だった僕に強いインパクトを与えた湾岸戦争時には、40代だったんだなぁ。
当時読んでいた「コンプティーク」誌の連載マンガでも、数ヶ月間ネタにされていたもんなぁ。
米軍再編について氏が書いた文章を目にしたとき、あまりにもジェントルな物腰とリンクして、なんだか日本人離れした人だなぁって印象を抱いたものだ。
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