【シドニー時事】反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のスポークスマンは19日、ワシントン条約締約国会議の第1委員会で大西洋・地中海産クロマグロの国際取引禁止案が否決されたことについて、「強欲が勝利した」と批判、クロマグロを絶滅から救う唯一の道は漁獲の全面禁止だと主張した。
SSの「スティーブ・アーウィン号」は15日にクロマグロの密漁妨害のため地中海に向け出航した。SSのポール・ワトソン代表は、マルタやフランス、スペインなどの漁船の違法操業に対し「網を切ったり、漁具を破壊したりする」と予告している。(2010/03/19-15:56)
シーシェパードって国際世論をしっかり見越して活動している感じ。つまり、今回で安泰ではないし、欧州委は11月にも同じことを言うだろうってことを分かってるんだって事。
そんな中で、禁輸案を否決に持ち込んだ水産庁と農水省の外交手腕を讃えつつ感謝したい。
否決を喜んで受け入れた僕だって、乱獲は防がなきゃって思うし、漁獲高の制限は有りなのかなぁって思う(がゆえに、近大の完全養殖の研究には期待してきた)んだけど、事態は地球間の相違から生じる「正義」の対立へと拡散してるような印象。
そんな外交のアリーナでシーシェパードチックな「正義」を脆弱なものにしていく筆頭に日本が立つくらいのネゴシエーション力を発揮しないと、この問題は繰り返されるだろうし、日本が筆頭に立つのもどうかと感じる。
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