これを毎年やってるのが憲法を蔑ろにしている証拠かもしれない。5月3日は憲法記念日。読売新聞が独自に改正憲法の案を発表して、他の新聞から無視されてからもう何年になるんだろう…。
民主制や立憲主義の下で憲法って言うと、権力の暴走を阻止する箍なんだけど、それが上手く説明できていない。現在の「公民」が罷り通っている状態で、それは仕方のないことなんだけど。
今朝の朝日の社説はそういう意味では、ネタとして提示されてんだろうね。
憲法記念日に―失われた民意を求めて (社説@asahi.com)
どうせやるなら「なるちゃん憲法」をも取り上げてくれればよかったのにね。
読売にとって改憲は社を挙げての宿願と言っても良いような常態か…。
憲法記念日 改正論議を危機打開の一助に(5月3日付・読売社説) (YOMIURI ONLINE)
国の基本法である憲法に自衛隊が明記されていないのは危険だなぁ、ってのは思っているんだけどね。実際、僕たちの感覚からすればアレはもう国軍だし。日本国憲法下では、その軍事機構に歯止めを掛けることはできない。
いや、そもそもね…って話をすると、憲法解釈云々を考えると日本国憲法って既に「解釈改憲」されてきたんだってことになるしね。じゃ、どう「改憲」されてきたんだって言うと、これがあくまで「解釈改憲」なんだから良く分らない。って言うか、判例や国会での議論や法制局の見解を紐解いて…、そんな作業をやれるほど僕は忍耐強くない。
そう言えば、間違えて配達された毎日新聞の一面にこんな記事があって驚いた。
日本国憲法:「改憲に期待」50%…毎日新聞全国世論調査 (毎日.jp)
今は昔の感はある。
現実として国民投票に関する法律が今年施行だからなぁ。施行される国民投票法をマジメに検討すると、この国で「憲法議論」が如何にいい加減になされて来たのかが良く分る。
0 件のコメント:
コメントを投稿