12/05/2010

清々しい

Qちゃん民主要請拒否 スポーツ現場主義 (nikkansports.com)
 シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(38)が、今夏の参院選への出馬要請を断っていたことが11日、分かった。この日は北海道伊達市を訪れ、09年11月に発表した農業活動に初めて参加。同伴した関係者がQちゃんにも民主党からの要請があったことを明かした。10日には同じシドニー五輪女子柔道金メダリストの谷亮子(34)が民主党から出馬表明。スポーツ発展に尽力する考えは同じだが、高橋さんは「現場主義」を貫き活動をしていく構えだ。
 高橋さんは、現役を引退した08年後半から政党に関係なく、国政選挙への出馬要請を受けてきた。関係者は「今回も話はありました。ただ、政治の勉強をした人が国民の代表になるべきですし、以前からお断りしていますから」と出馬を断ったことを明かした。
 支持率が急降下している民主党が、水面下で動いていた。小沢一郎幹事長(67)ら幹部からの直接打診はなかったが、大物関係者を通じて出馬要請があったという。しかし、高橋さんは一貫した態度で拒否。00年にはシドニー五輪金メダル獲得で、国民栄誉賞を受賞している。そういった立場なども踏まえて「どこかの一政党の代表にはなれない」と要請を断ってきた。
 高橋さんはあくまでも現場主義を貫く。同じ金メダリストの谷の出馬について「びっくりしました」と話すにとどめた。「(私は)走っている時も現場が一番だったので、生活の一部の中という目線から現場でスポーツの発展などをしていければ」と意気込みを口にした。
 この日は早速、野口観光(北海道登別市)が設立した農業生産法人のぐち北湯沢ファーム「Qちゃんファーム」がある伊達市を訪問。現役時代から「食」に気を使ってきたため、自らの手で安心安全な野菜作りを広めようと、09年11月から取り組み始めた。高橋さんは「秋はどんな風に実がなるのかとワクワクします」と笑顔を見せた。
 今回は、授業の一環で訪れた地元中学校の生徒らとともにブロッコリーを植えるための苗作りに挑戦した。1つ1つを手作業で行い、愛情を込めて作る大切さを実感。生徒らとも「こんなに小さいんだね」と会話をしながら農業の楽しさを体験した。
 今後は野菜作りだけではなく、収穫時期にはマラソン大会などのイベントも行う予定。「マラソンでいうと、ようやくスタートラインを越えたあたり。これからいろいろな活動をしていきたいです」と力を込めた。6月26日には「Qちゃんファーム種まき記念日」に参加することになっている。【石井克】
 [2010年5月12日8時20分 紙面から]

 記事から知り得る発言は至って当然のものなのに、感動的に思えるのはどうしてかしら。

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