僕が小学校の頃。自治会のクリスマスパーティーで子供土地には一律500円の図書券が配られた。
その500円の図書券を持って、友達数人と駅の本屋に自転車で出かけたんだけど、皆が漫画を選択するなかで、僕が選んだのは文庫本の「きまぐれロボット」。
「なんでそんなのを買うんだ?」ってレジで友人たちに尋ねられたんだけど、なんでと言われ手も説明できない僕に助け舟を出してくれたのがレジのお姉さん。
「星新一って、オモシロイよねぇ。」
友人たちはそうなんだって納得していたようだったんだけど、僕は星新一を知らなかったにも関わらず(なんとなく表紙の絵に惹かれただけだったような気がする)
「うん、そうですよねぇ…」
だなんて言ってしまった。
思えばそこから僕の読書歴が始まったような気がする。
0 件のコメント:
コメントを投稿