通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細通じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ
よく知られたこの童謡は七五三の祝いに天神様に御札を納める様子を歌ったもの。それにしては歌詞がおどろおどろしい。
髪置、袴着、帯解と言った歳祝いの儀式が一つにまとまったのが七五三だと言われる。
子供の死亡率が高かった昔は子供の成長は喜ばしいことなので、節目でその成長を感謝し、今後の成長を祈ったのだろう。そして死亡率が下がる七つを迎える頃に、子供は人間社会の構成員とされる。「男女七歳にして席を同じゅうせず」といった社会のルールを内面化していくことになる。
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