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コラムニスト・勝谷誠彦氏を襲った"重症アルコール性肝炎"の恐怖(週プレNews)
「選挙期間中は、さすがに昼から飲むことはありませんでしたが、夕方になると飲み始める。その頃から下っ腹が膨れていたんですよ。僕は『腹水かもしれないから病院に行け』と言ったんですが『病院に行くと酒を止められるからいやだ』と断られました」
今年8月に入ると、認知症のような言動が出始めた。
「いつも飲んでいる店なのに『ここどこだっけ?』と自分のいる場所がわからなくなるんです」
飛行機に乗る時間や明日の予定を伝えてもすぐに忘れてしまうのだ。また、8月10日に配信されたネット番組では、勝谷氏の顔の黄疸(おうだん)や異様に膨れた腹が問題になった。
「自分でも『おなかが痛い』と言っていたので、心配になってマネジャーが都内の病院に連れていったんです。すると、肝臓は通常の5倍くらいに膨れ上がり、心臓は弱っていて、腎臓も半分くらいしか機能していない多臓器不全の状態だった」
緊急入院が決定した。
「病名は『重症アルコール性肝炎』。ICU(集中治療室)に入ったときには、意識もなくなっていた。1ヵ月後に生還できる確率は半分だと聞き、これはダメかもしれないと思いました」
しかし、奇跡的な回復を遂げる。
「数日後に意識が戻り、黄疸もなくなり、腹も一番ひどいときより引っ込んだ。数値も日ごとに良くなっていくので『治る可能性が十分ある』と担当の医師から言われました」
そして、10月9日には退院。入院して足腰が弱くなってはいたものの、自分で迎えの車に乗り自宅に帰った。
「あれだけの経験をしたのだから、さすがにもう酒は飲まないだろうと思っていたのですが、彼は退院したその日からまた酒を飲み始めていた。自宅に酒の空き瓶がたくさん転がっていたんです」
そのうち、再開していたメルマガの内容もおかしくなり、10月19日には暗号のような文章になったため、高橋はメルマガの休載を決断する。
そして、勝谷を兵庫県尼崎市の実家に連れていった。
「実家で酒を飲まないように見てもらうしかないと思ったんです」 しかし、腹水の状態が悪くなったため、11月頭に都内の病院に再入院。
「入院していれば数値は良くなるので、1、2週間もすれば退院できるかなと思っていたんですが、突然、病院から連絡が来て『病室から大量の酒の空き瓶が見つかった』と言われました。コンビニに買いに行ってたんです。これはショックでした。せっかく治りかけていたのに、また自分から悪くしてしまうなんて」
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