「建前ばかりのリベラルはクソだ」そんなトランプの言葉にアメリカ国民が熱狂したワケ言いたいことも言えない社会に辟易https://president.jp/articles/-/54686アメリカの底流に流れる「反知性主義」 2016年の大統領選挙でトランプが勝利するころから、「反知性主義(Anti-intellectualism)」という言葉が流行り出した。もともとは、リチャード・ホフスタッター(1916〜70)が1963年に出版した『アメリカの反知性主義』に由来した言葉である。 それによると、アメリカは建国以来「知性に対する憎悪」(反知性主義)が底流にあり、ときに応じてそれが噴出し、社会の中に深い対立を生みだすとされる。トランプが大統領選挙で勝利したのは、まさに「反知性主義」の現代的な表われだと見なされたのだ。 たしかに、民主党のオバマ大統領のときは、演説にしても記者会見にしても、理路整然とした形で行なわれていた。これは、知性主義と呼ぶこともできる態度であろう。それに比べ、トランプの場合は、感情むき出しで、話も上品ではなく、あたかも「反知性主義」に見えたかもしれない。したがって、トランプの勝利は、まさに「反知性主義の勝利」と言いたくなるだろう。
コメントを投稿
1 件のコメント:
「建前ばかりのリベラルはクソだ」そんなトランプの言葉にアメリカ国民が熱狂したワケ
言いたいことも言えない社会に辟易
https://president.jp/articles/-/54686
アメリカの底流に流れる「反知性主義」
2016年の大統領選挙でトランプが勝利するころから、「反知性主義(Anti-intellectualism)」という言葉が流行り出した。もともとは、リチャード・ホフスタッター(1916〜70)が1963年に出版した『アメリカの反知性主義』に由来した言葉である。
それによると、アメリカは建国以来「知性に対する憎悪」(反知性主義)が底流にあり、ときに応じてそれが噴出し、社会の中に深い対立を生みだすとされる。トランプが大統領選挙で勝利したのは、まさに「反知性主義」の現代的な表われだと見なされたのだ。
たしかに、民主党のオバマ大統領のときは、演説にしても記者会見にしても、理路整然とした形で行なわれていた。これは、知性主義と呼ぶこともできる態度であろう。それに比べ、トランプの場合は、感情むき出しで、話も上品ではなく、あたかも「反知性主義」に見えたかもしれない。したがって、トランプの勝利は、まさに「反知性主義の勝利」と言いたくなるだろう。
コメントを投稿