「文尊師は誠実な男」 岸信介が統一教会トップを称賛した“異様”な機密文書https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07290556/ この書簡は、彼に関連する資料を保管する米カリフォルニア州のロナルド・レーガン大統領図書館のファイルにあったもの。ジャーナリストの徳本栄一郎氏が5年前、本誌(「週刊新潮」)の依頼で同所を訪れた際に発掘した貴重な文書である。 手紙は時候のあいさつで始まり、レーガンが選挙で勝利を収めたことへの祝辞が続く。が、「昭和の妖怪」がそんな用件で米大統領に親書を送るわけはない。途中から一転、話は“本題”へと移っていくのだ。〈大統領、今日は、貴殿にお願いがございます。貴殿もお知り合いの可能性があると思われる人物、文鮮明尊師に関するものです〉 唐突に出てくる、統一教会の開祖・文鮮明の名。書簡はこう続く。〈文尊師は、現在、不当にも拘禁されています。貴殿のご協力を得て、私は是が非でも、できる限り早く、彼が不当な拘禁から解放されるよう、お願いしたいと思います〉 文鮮明はその前にアメリカで、脱税容疑にて起訴され、84年4月には懲役1年6カ月の実刑判決を受けて連邦刑務所に収監されていた。 つまり、この書簡は、日本の元総理がアメリカの現職大統領に宛てて、韓国人「脱税犯」の逮捕が不当だとして釈放を依頼するという、極めて異例の内容なのだ。
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「文尊師は誠実な男」 岸信介が統一教会トップを称賛した“異様”な機密文書
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07290556/
この書簡は、彼に関連する資料を保管する米カリフォルニア州のロナルド・レーガン大統領図書館のファイルにあったもの。ジャーナリストの徳本栄一郎氏が5年前、本誌(「週刊新潮」)の依頼で同所を訪れた際に発掘した貴重な文書である。
手紙は時候のあいさつで始まり、レーガンが選挙で勝利を収めたことへの祝辞が続く。が、「昭和の妖怪」がそんな用件で米大統領に親書を送るわけはない。途中から一転、話は“本題”へと移っていくのだ。
〈大統領、今日は、貴殿にお願いがございます。貴殿もお知り合いの可能性があると思われる人物、文鮮明尊師に関するものです〉
唐突に出てくる、統一教会の開祖・文鮮明の名。書簡はこう続く。
〈文尊師は、現在、不当にも拘禁されています。貴殿のご協力を得て、私は是が非でも、できる限り早く、彼が不当な拘禁から解放されるよう、お願いしたいと思います〉
文鮮明はその前にアメリカで、脱税容疑にて起訴され、84年4月には懲役1年6カ月の実刑判決を受けて連邦刑務所に収監されていた。
つまり、この書簡は、日本の元総理がアメリカの現職大統領に宛てて、韓国人「脱税犯」の逮捕が不当だとして釈放を依頼するという、極めて異例の内容なのだ。
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