横浜市教育委員会は市立小中学校全491校で、9年間の教育課程を一体化する「小中一貫教育」を2012年度から導入する方針を固めた。
小中一貫教育は東京都品川区が06年度から全区立小中校で取り入れ、宇都宮市や京都府宇治市も全市での導入を予定しているが、横浜市は最大規模となる。
市教委によると、現行の中学校の校区に合わせて、小学校との組み合わせを決定。複数の中学校と複数の小学校、一つの中学校に複数の小学校、一つの中学校に一つの小学校の3パターンのグループ分けが想定されている。進学先は現行の学区の枠組みの中となる。
小学1年から中学3年までの全教科の新たなカリキュラムを10年度までに策定。09年度から小学高学年で英語教育が始まるのに合わせ、順次、中学校の英語科教諭が小学校の授業に加わって指導をサポートしたり、小学校の教諭にアドバイスしたりする。理数科目で理解の進んでいる児童に中学教諭が指導にあたる。小学校の教諭が中学校の数学授業で基礎的な部分を教えることも想定している。
新たなカリキュラムは12年度から完全実施する。
横浜市の小中一貫教育は07年度からモデル校で試行的に導入を始め、中学教諭が小学校に出前授業を行ったりしている。市教委は小中一貫教育の理想型として、10年度には小中一貫校を1、2校新設することも検討している。
市教委は小中一貫教育の全市導入で、「中学校入学時の変化に対応できない『中1ギャップ』の解消につながる」と期待している。
(2009年1月19日21時36分 読売新聞)
いじめが最高9年間続けられる環境が整備された訳だ…。
どうして不登校やいじめといった社会問題が起こったのかって、問題の根底を調査することなく、一貫性の内輪重視で問題解決って認識なのかな?「中1ギャップ」は減少したけど、「高1ギャップ」が問題ですってオチが待ってるような気がする。実態はカリキュラムの一貫化らしいけど。
あと学力って言うか成績に関しては、自宅学習しない子には何をやっても一緒だよ。むしろ、小学校を前期/後期に分けて、3年生あたりで進級テストさせた方が手遅れにならないんじゃないの。
まぁ、基礎自治体が独自で教育に関して策定してるっていうのは良い傾向だとは思う。ホントに…。
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