中区で開催中の日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会は22日も分科会が開かれた。「自治的諸活動と生活指導」の分科会では、福島県川俣町立飯坂小の古関勝則教諭(50)が問題を抱えた学級を担任した2年間の実践を報告した。【上村里花】
「低学力」「モンスター・ペアレンツ」「パニックを起こす子どもたち」といった全国的に学級崩壊の要因ともなっている難題に2年間取り組んだ。
古関教諭が担任した小学5年の学級は、学年全体が読み書きが十分に出来ず、さらに感情的に高ぶると泣き叫び、物を投げたり、保健室に閉じこもる児童がいた。また保護者も学校側との話し合いに応じなかった。
古関教諭は、子どもたちが理解できるところまで学年をさかのぼって教え、基礎を徹底▽子どもたち一人一人の頑張りをほめ、認める▽親自身を認め、ほめる▽学ぶ意味を伝える--ことを実践した。家庭学習ノートを作り、漢字や計算などを毎日するように指導。さらに授業後に一人一人が頑張ったことをほめ、子どもたちの頑張りを記した学級通信を毎日発行した。その結果、パニックを起こす回数が減り、学級全体に学習意欲が出てきたという。
また、子どもをほめることで親自身を認めたことで、対応が変わったという。さらに、問題のある親自身が中学時代に体罰を受け、教師から「人間のクズだ」とののしられていたことが分かり、親の心を解きほぐしたことから協力を得られるようになった。
古関教諭は「今の子どもたちは自己肯定感が低く、親自身も競争社会の中で疲弊し、余裕がない。親も子も認められることを欲している」と話した。
「媚び諂う」→「褒める」って、「ヒトカゲ」→「サラマンダー」みたいな感じで、簡単に"成長"させてしまうような教室運営マニュアルへと繋がりそうな記事。現場はそういった教師がもう既にいるので、マニュアル化する必要ないだろうけど。
小3ぐらいまででしっかりと身につけておくべきことができていれば感で、いっぱいなのだが、教育現場も疲弊し余裕がないってことなんだろうな。
学級運営上は解決したとして、子供たちが成長して…っていうのは考慮に入れないのか?
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