31/12/2010

show-buyは大成功

水嶋ヒロ「KAGEROU」発行100万部 (J-CASTニュース)

 話題先行で費用対効果は絶大だったんだろうな。利潤を追求するって企業の立場からすれば、出版社としては喜ばしい限りなんだろうね。

 ただ長期的な視点や出版社としての役割ってものを考えると失ったものの大きさを思い知らされる可能性のほうが高いような気がする。官庁ぐるみでクールハポンとかやっている国に似つかわしい話ではあるんだけどね。

 あ、肝心の作品なんだけど、筒井康隆をケータイ小説でやったらこうなんだろうなぁって話。
 作者の同時代に対する問題意識を想定できる読者層に合わせて書いたらこうなったのかなぁだなんて…、好意的に解釈したんだけど。それじゃ、読者を舐めてるんじゃないのかって話。まぁ、古今ところは僕の勝手な妄想だけど。
 処女作ってことで次にも期待できる内容でもあるような気もしたんだけど、態態金払って読むまでもないような気がする。っていうか、これに1500円を出せるんだから、きっと来年は不況も吹っ飛んでるんだろうな。

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