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被災地で起きたDVや「性被害」はなぜ伝えられなかったのか…阪神・淡路大震災25年、根深い理由
https://maidonanews.jp/article/13028875
「危険だから隠す」では変わらない
阪神・淡路の苦い経験をもとに、東日本大震災では女性団体が調査を行い、レイプなどの性被害やDV被害が起きていた事実が浮かび上がりました。熊本地震でも子どもへの被害が報告されています。
阪神・淡路から10年後、「あのとき避難所で着替え中に感じた男性の視線が、今でも着替えのたびにフラッシュバックして怖い」―と訴えた女性もいました。「たとえ何年経っても、言葉にすることもできない被害者たちは少なくない」と正井さん。多様な性を含め、性はその人そのもの。「『危険』を前提に『隠す』のではなく、女性が避難所運営や復興計画に参画することや、加害者側へのアプローチなどを進めることで、対等な存在として『安全に過ごせるのが当たり前』な環境を作ることが必要ではないでしょうか」と力を込めます。
災害時に露見する問題は、突然生じるのではなく、普段からある格差や問題がより深刻化するのだといわれます。当時被災地で何が起きていたのか、真実はいまだ闇の中です。
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