30/06/2010

まさかのベスト8?

W杯審判団、西村主審ら残る 準々決勝以降 (47NEWS)

 【プレトリア共同】国際サッカー連盟(FIFA)は29日、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の準々決勝以降の試合を担当する審判団を発表し、日本の西村雄一主審、相楽亨副審らで構成する審判団が残った。担当試合は後日発表する。
 残った審判団は19組で、決勝トーナメント1回戦のドイツ―イングランドでランパード(イングランド)の得点を認めなかったウルグアイの審判団は外れた。アルゼンチン―メキシコで先制ゴールを決めたテベス(アルゼンチン)のオフサイドを見逃したイタリアの審判団も外れ「誤審」が問題となった2組は残れなかった。
2010/06/30 08:10 【共同通信】
 やるじゃないの。ベスト8ではなくて残ったのは19組らしいけど。
 前回の2006年大会では上川さんが3位決定戦で笛を吹いたのでその上というと…。

御疲れさま

<南アW杯>日本、PK戦で敗れ8強ならず パラグアイ戦 (sportsnavi.com)

 川島は神がかっていたし、長谷部は良いキャプテンになった。
 散ってこその美学があるし、今回はコレで良いんだろうけど、シドニー五輪のアメリカ戦の後と同じ轍を辿りそうな気がする。
 監督が公約を実現できなくって身を引くならば、協会のお偉いさんも…。

28/06/2010

ボールやブブゼラよりも…

アルゼンチンが準々決勝進出=ドイツは15大会連続の8強―W杯〔W杯本記〕 (sportsnavi.com)
 【ヨハネスブルク時事】サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会第17日は27日、当地などで決勝トーナメント1回戦の2試合が行われ、アルゼンチン(B組1位)がメキシコ(A組2位)を3―1で、ドイツ(D組1位)がイングランド(C組2位)を4―1でそれぞれ破り、準々決勝に進出した。
 アルゼンチンは2大会連続、ドイツは15大会連続のベスト8入りで、両国は7月3日にベスト4を懸けて対戦する。
 アルゼンチンは前半26分、オフサイドと思われたテベスのゴールが認められて先制。イグアインが加点すると、後半にテベスの強烈なミドルシュートで突き放した。メキシコは5大会連続で16強止まり。ドイツは2―1で迎えた後半、ミュラーの連続ゴールでイングランドを突き放した。
 日本代表は29日にパラグアイ戦が行われるプレトリアに入り、練習した。

 審判が…。
 買収とかが無さそうなことを考えると、2002年を超える酷さだと言っても過言ではない。
 カメラが増えてガンガンリプレーが流れる上に、スローの精度が1966年大会とは比べ物にならないからねぇ。特にオフサイドに関してはTV放送が凄く分かり易いんで、FIFAも悠長なことを言ってられないんじゃないの。
 特にこの2試合は有力だって見做されていた方に有利なジャッジだったからね。もし逆であれば、逆転してそれほどの騒ぎにならなかったかも分からないけれどもね…。
 個人的には、ホントにカッペッロのチームなのか?って感じさせたイングランドは、あんなモンだろうなぁって思ったんだけど、メキシコはいつもの煮えきらさが無くって良い感じだったので悔やまれるなぁ。特にアルゼンチン対メキシコは中盤の競り合いが素晴らしかっただけに泣けてくる。
 いや、どちらにしても審判が試合を壊した感が拭えないんだけど。

 その点今大会のマスコットのマラドーナは分かっていたね。前線で効いていたテベスを引っ込めたり、守備固めをしなかったりと、最後まで試合の行方を面白くしようとしていたね。

26/06/2010

やっぱりコレが好き

Vangelis - Anthem Fifa World Cup 2002 (You Tube)
 選手入場時のアレもテンションが上がって良いんだけど、僕の好みは今でもコレ。
 元々パーカッションから入った人だっていうヴァンゲリスらしい曲だなぁと思う。シンセサイザーの大御所としての評価を得ているんだけどね。

画像は日食だけど



 地球の影で月が欠けて見える「部分月食」を、26日夜、日本全国で観測できる。
 南東の空が晴れていれば、月食は午後7時16分ごろ始まり、午後10時ごろまで楽しめる。食の最大は午後8時38分ごろで、満月の54%が欠ける状態となる。
 国立天文台によると、月食が始まる時刻は全国ほぼ同じだが、九州や中国、四国地方、北海道の一部では、月の出が遅いため、月食が始まった状態で昇ってくる。南東方向が開けていて地平線近くまで見える場所が観測に適している。
 元日に続く今年2回目の部分月食。次の機会は12月21日で、月がすべて地球の影に隠れる皆既月食を日本全国で観測できる。
(2010年6月26日02時23分 読売新聞)

 月食もフィーバーするのかな?

25/06/2010

申し訳ございません

 大会前は3連敗するものと思ってました。デンマーク戦は引き分けで御の字だと思ってました。
 ごめんなさい。

24/06/2010

久しぶりに悪魔の辞典

地獄への道は善意で舗装されている (アンサイクロペディア)

 「地獄への道は善意で敷き詰められている」とも。
 善意の玉石は「ナ~イス、ちょボラ!」と紙一重だったりするんだけど、SG会やRK会といった宗教色を帯びていたり、不労所得や節税だなんて甘い言葉だったりする。
 現代日本の現状を鑑みるに、こういった善意の玉石はあらゆる方向に放射状に伸びており、一体地獄っていくら存在してるのかしらって要らぬ心配をしてしまわないでもない。

23/06/2010

ちゃんと読まずに引き合いに出すなよ(゚Д゚)

失業者マックス・ヴェーバー、負け戦から「天職」をつかむ (日系ビジネスONLINE)

 コンセプトの新陳代謝って言葉を思い出した…。筆者はこれができていない。「天職」「合理化」といったコンセプトを現代日本語で使われているところからスタートしてるんで、へんてこな文章になっている。なにも態々ウェーバー引っ張ってくることないのに…。

22/06/2010

数値化しないと気が済まないんですね

人間の一生分の情報、すべてデジタル化してもたったの3テラバイト! (デジタルマガジン)
 一生分の情報をすべてデジタル化したら、どれくらいの容量が必要になると思いますか?
 マイクロソフトのプロジェクト“MyLifeBits”では、以下のように各情報量を概算した上で試算を行っています。
 1日100通のe-mail(1通5KB)
 Webページ閲覧1日100ページ(1ページ50KB)
 1日5ページの文書スキャン(1ページ100KB)
 10日で1冊の本(1冊1MB)
 1日10枚の写真(1枚JPEG形式で400KB)
 1日8時間の電話、音声メモ、議事録などの音声(8Kbps)
 10日で1枚の新しい音楽CD(128Kbpsで45分)
 この基準で計算すると、約5年で容量は80GB(ギガバイト)になります。仮に人間の寿命を70年とすると約1.12TB(テラバイト)、たったの1TB強なんですね。
 上の基準は2003年に公開された資料によるものなので、現在ではもう少し1つ1つのデータ量が多くなります。これまでに蓄積されたデータを分析した最近の研究においては、一生を記録するには約3TBの容量が必要であるとしています。
 それでも、たったの3TBです。
 私たちの一生分の情報って、案外少ないんですね。

 デジタルに換算するために「情報」をいわゆる「<記号>情報」に限っちゃってるから、こんなもんなんだろうね。

18/06/2010

一巡して

 
 選手たちがボールにアジャストしてきたような気がする。サイドチェンジがホームランになるのが減ってきているようだし。
 コンディショニングや連携の問題かもしれないんだけどね…。
 ところで、今大会のNo.1監督の座はマラドーナドメネク かって言われていたけど、ドメネクの圧勝になりそうな雰囲気。

17/06/2010

W杯2題

 これ はチョイとしたショック。
 よく知らなかったんだけど、この人 って凄いんだね。ちょいと期待して、オランダのことを書いていないかなぁって探してみたんだ。今からでも遅くないから、オランダに遊びに行って欲しい…無理なら、ハウステンボスでも良いから、何なら「フランダースの犬」を子供と観たって良いのにだなんてね…。
 韓国とブラジルについても触れられていることも、言及しておかないとね。

 で、今日韓国と対戦するアルゼンチンに暗雲が…
ベロンの韓国戦出場は微妙 マラドーナ監督に不安材料 (sportsnavi.com)

 突然運動量が落ちた印象だったんだけど、怪我とはね。さばき役ならバネガがいるから…と思ったんだけど、呼ばれていない!
 まぁ、ベロンがいた時もメッシ頼みの組み立てだったんだけどね。

16/06/2010

ボールは呟く…


 「俺のせいじゃないと思うんだ…。高地って場所が…」
 画像を見て、「お前レプリカだろ!?」ってツッコミは無しとして、FKがほとんど枠を捉えていないってのはちょっとね。
 確かに、野球でもデンバー(だったっけ?)の球場ではホームランでまくりだったりしてるんで、飛距離については高地ならではのことなんだろうね。観ている方としてはサイドチェンジが巧くいってないって印象もあるし。
 ただ、まるで人工芝でプレイしてるようなバウンドについてはね…。その点については、グリーンやガウアウィあたりは身をもって証明してくれたし。

15/06/2010

なにやってんだNHK(;´Д`)

 放送事故?日本の勝利 の直後、デジタル放送の音声が切れちゃって勝利インタビューをほとんど聞けなかったじゃないか(゜皿゜#)
 えらく長かったのでアナログで試してみたんだけど、そっちでは音声は生きていた…。
 日本が勝ったから嫌がらせのためにやったのか、事業仕分けされないように裏方の仕事をアピールしたのか・・・。

 正直言ってカメルーンがグダグダ過ぎて、チームとして機能していなかったってのは勝因として大きかったけど、集中を切らすことが無かった選手たちを讃えたい。
 本田の得点なんて日本だけじゃなくって、オランダのカラブロやファンダイクも喜んでいるんだろうな。

10/06/2010

正論だ

政治と検察審―権力わきまえ、自制を (社説@asahi.com)
 突然の首相退陣と新内閣の発足で陰に隠れてしまったが、この間、民主党の衆院議員に見過ごせない動きがあった。党副幹事長だった辻恵氏が検察審査会の事務局に問い合わせの電話をかけていたという問題である。
 辻氏は審査の一般的な手続きについて説明を求めただけで、批判されるようなことはないと言う。だとしても、政権党の幹部として著しく自覚を欠いた行為である。民主党は問題の所在をしっかり認識する必要がある。
 資金管理団体をめぐる土地取引事件で小沢一郎前幹事長を起訴すべきか否か、審査会の議論は最終段階に入る。参院選が迫り、結論はもちろん議決の時期にも注目が集まっている。
 そんな状況下で、小沢氏に近い議員が、審査員の任期や交代の際の手続き、法的助言をする弁護士の選任方法などについて問いただす。どんな意図が込められているか、誰の目にも明らかだろう。求めに応じれば政界の影響が及んだと見られかねない。事務局が回答を拒んだのは当然だ。
 検察権の行使を含む広い意味での司法分野と政府・与党とは、どんな距離を保つべきか。それは、民主主義の成熟度にかかわる難しい問題である。
 多数による支配に縛られず、憲法の理念、そして法と証拠に基づいて判断を下すのが司法の使命だ。中には政権にとって不都合なこともある。そこに国政調査権の行使や人事を通した干渉が生まれる可能性がある。
 「偏向判決」を理由にした裁判官攻撃やロッキード裁判への介入を狙ったとされる法相の起用など、自民党政権時代に緊張した局面は何度かあった。だが、政治と司法双方に向けられた国民の監視と批判の下、何とか均衡を保ちながら関係を維持してきた。その経験と教訓は、政権が交代した後も引き継がれなければならない。
 辻氏は自らのホームページで、審査会に強制起訴権限を与えたことを批判し、「国民を魔女狩りに駆り立て人権保障機能を危うくする」と説く。法改正の趣旨を踏まえない何とも一面的な見方だが、そうした問題意識を持ち、議論をおこしたいのなら、なおさら特定の事件への介入という見苦しい振る舞いはやめるべきだろう。
 これまでも指摘してきたが、最近の民主党議員の言動には、今回の辻氏に通じる危うさがつきまとう。権力を握る者には権力の重みをわきまえた自制と見識が求められるが、それが共有されていないのではないか。
 鳩山内閣の末期、世論の支持が離れた背景には、政策の迷走だけでなく、そうした党の体質への疑念と不信がある。そのことを議員一人ひとりが自覚して身を律しなければ、菅―枝野体制がめざす「信頼の回復」に向けた歩みも厳しいものになる。

 どうしてこのタイミングで浪速のスターリニストのことを社説で取り上げるんだろうってのはあるんだけど、「危うさ」を指摘しているのが良い。その「危うさ」が「権力を握る者」に共有されていないって指摘もただただ首肯するしかない。ただ、権力ってのが単に政権とイコールって認識っぽいのが少し…。

09/06/2010

首相が目まぐるしく変わるほうが

 「特オチ」が少なくって済むんだよねぇ。
 菅さんは想い出作りに励んでもらいたいなぁ。

ポピュリズム、ポピュリズム

 アブロサム、アブロサムじゃなくってスマン。

05/06/2010

舞い上がってるなぁ

 麻生内閣の成立時には「選挙管理内閣」だって大々的に報じられたもんだけどね。

社説:菅直人新首相 政治立て直す指導力を (毎日jp)

 菅直人新首相が誕生した。迷走を極めた鳩山内閣が9カ月足らずで退陣し、民主党の政権担当能力への国民の信頼が大きく揺らぎ、2度の失敗が決して許されない中で国政のかじ取りを担う。
 前政権の失敗を踏まえ政権の性格が変わったことを示すためには小沢一郎前幹事長との二重権力構造を招かない体制を構築し、組織優先でバラマキ型に陥った悪弊を改めることが必要だ。危機的状況にある財政再建、揺らぐ日米関係の再構築など内外の諸課題で責任ある方策を掲げ、来る参院選で国民の審判を仰がねばならない。
 ◇「脱小沢」を徹底せよ
 「日本の行き詰まりを打破したい」。菅氏は国会での首相指名後の記者会見で難局にあたる決意を強調した。だが、人事、政策については総じて慎重な言い回しに終始した。
 今回、民主党代表選の焦点は、鳩山由紀夫前首相と共に役職から身を引いた小沢氏の影響力排除をどこまで示せるかにあった。菅氏の貫禄勝ちだったとはいえ、小沢氏と距離を置く姿勢を明確にしたうえで樽床伸二衆院環境委員長に圧勝した意味は大きい。最大勢力である小沢氏系グループがキングメーカーとなる構図は幻想だったとすら言える。
 とはいえ「脱小沢」の明確な指標は、党の要の幹事長人事だ。小沢氏と距離を置く枝野幸男前行政刷新担当相の起用を検討している模様だが、仮に小沢氏への配慮から見送るようでは政権の足元を見られよう。
 国会で首相に指名されたにもかかわらず、組閣を来週に先送りした対応も異例だ。体制構築にある程度の日数をかけることはやむを得ないが、危機管理上、本来は首相指名選挙も延ばすべきではなかったか。
 菅氏に求められるのはトップの言動への信頼を回復するリーダーシップの発揮である。市民運動からスタートし、さきがけなどを経て旧民主党結党に参画した菅氏は非2世議員で、自民党に所属した経歴も持たないという近年の首相にないユニークさを持つ。ここ数代、ひ弱で資質が問われたリーダーたちとは異質のしたたかさを期待したい。
 だからといって、国民の菅氏を見る目が決して温かいわけではあるまい。鳩山内閣の副総理としても存在感を発揮したとは言い難い。かつて厚相として「薬害エイズ」に切り込んだ改革者のイメージを取り戻すには、前政権の路線継承を強調するだけではいけない。政策や政権運営の見直しを果断に進めねばならない。
 組織票対策があらゆる政策課題に優先したかのような選挙至上主義を捨て、開かれた党運営に改めることが大切だ。「政治とカネ」の問題も真に政界の浄化を目指すのであれば小沢氏らが説明責任を果たすことはもちろん、企業・団体献金の全面禁止など結果を見せねばなるまい。
 「脱官僚」の政治主導が機能しなかった総括も必要だ。政治家と官僚の役割分担を整理し、意思決定をスムーズに行う仕組みを再構築すべきであり、菅氏が会見で官邸体制の再構築に言及したのは理解できる。鳩山内閣では首相が政務、小沢氏が党務を分担する仕組みが機能せず混乱した。政権交代と同時に廃止された党政調を復活させることも賛成だ。
 ◇責任ある公約示せ
 内外の政策課題でまず直面するのが政権崩壊の要因となった沖縄・普天間飛行場の移設問題である。菅氏は辺野古沖に移設する日米合意を踏襲し、沖縄の基地負担軽減に取り組む姿勢を示した。だが、沖縄県や名護市の同意が得られるめどは立っていない。その一方で、8月末に工法など具体案の策定を迫られる。
 仮に調整に失敗すれば普天間飛行場の固定化という最悪のシナリオを招きかねない。当面の危険除去の検討を急ぐことはもちろん、首相自ら早期に沖縄に行き、失われた信頼関係の構築を急がねばならない。
 財政も危機的状況にある。菅氏はこれまで消費増税積極論者だったが鳩山前首相の「消費税4年据え置き」との方針を果たして見直すのか。指針を示さなければ、責任ある政治とは言えまい。
 その意味で、重要なのが参院選で有権者に示す党の公約だ。さきの衆院選で掲げたマニフェストはバラマキ型の内容ですでに財源の骨格が破綻(はたん)している。誤りは率直に国民に謝罪したうえで、実現可能なプランを示さねばならない。
 参院選は本来、鳩山内閣の中間評価の場となるべきだった。菅氏が小沢氏と距離を置けばその分、9月に任期満了を迎える代表選のハードルは高くなる。参院選である程度の結果を示せなければ政権運営が立ち行かなくなる事態も十分にあり得る。そうなれば民主党の政権担当能力が今度こそ問われる。
 一方で、自民党など野党も戦略の練り直しを迫られる。逆風が吹く鳩山内閣の下での参院選突入を本音では期待していた向きもあった。だが首相交代を受け、単純な与党批判から一歩踏み込んだ政策論争が選挙戦で求められよう。
 鳩山前内閣の混乱と挫折を決して無駄にせず、教訓として生かすべきだ。それは、与野党が共通して国民に負う責務である。
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社説:菅直人新首相 政治立て直す指導力を
余録:新首相のリアリズム
菅首相:普天間移設、出口見えず 「日米合意を踏襲」
菅首相:「報復人事ない」言葉選び会見
菅首相:重要法案成立に意欲 会期延長検討
毎日新聞 2010年6月5日 東京朝刊
 こっちも

菅新首相誕生―「市民」の力量が試される (社説@asahi.com)

 歴史的な政権交代を選んだ民意に、今度こそ応えることができるのか、極めて重い責任を引き継いだ。
 民主党の新しい代表に菅直人・副総理兼財務相が選ばれ、衆参両院の本会議で新首相に指名された。
 菅新首相の登場には、昨年の政権交代にひけを取らないくらいの歴史的な意味合いを読み取ることができる。
 新首相を表現するキーワードは、「市民」である。
 団塊の世代に属する菅氏は学園闘争や「市民運動」を経て政界入り。婦人運動で知られる故市川房枝氏を参院議員に担ぎ出したことで知られる。
 ■「田中派」の系譜絶え
 1996年、鳩山由紀夫氏とともに旧民主党を結成したときのキャッチフレーズも、「市民が主役」だった。
 地縁血縁、企業や団体を集票基盤としてきた自民党は「抽象的な幽霊」(中曽根康弘元首相)などと「市民」を目の敵にしたが、十数年を経て、そのトップランナーが首相に上り詰めた。日本政治の新たなページである。
 菅氏は普通のサラリーマン家庭に育った。過去4代、そろって1年前後で政権を放り出してしまった安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山の各氏は、いずれも首相経験者の子や孫だ。
 戦後の歴代首相は政治家一家の出身者か官僚出身者が大多数であり、この点でも極めて異色の出自といえる。
 鳩山氏、小沢一郎前幹事長の「ダブル辞任」と菅氏の登場は、「政治は数、数は力、力は金」という自民党旧田中派、旧竹下派の系譜が完全に断ち切られたことも意味する。
 鳩山氏は早くから「クリーンな政治」を掲げた政治家だが、もともとの出発点は旧田中派である。その嫡流だった小沢氏とともに、政権交代後も「政治とカネ」の問題にまみれたのは歴史の皮肉な巡り合わせだった。
 菅氏の現実主義者の側面も見逃せない。民主党を政権を狙いうる政党にするため自由党との合併を実現した。
 ■のしかかる日米合意
 今回の代表選は本来、鳩山政権の失政を総括し、民主党が出直しの足場を固める機会だった。ところが、鳩山首相の退陣表明のわずか2日後に実施するという拙速ぶり。そんな選挙戦を通じ「世代交代」を訴えた中堅の樽床伸二衆院議員より、厚相として薬害エイズ問題に取り組んだ実績や党代表を2回つとめた経験のある菅氏が選ばれたのは、当然の結果ともいえるだろう。
 菅政権に立ち止まっている余裕はない。沖縄県の米海兵隊普天間飛行場の移設をめぐる迷走で揺らいだ日米関係の再構築は差し迫った課題である。
 副総理として内閣の要にいた菅氏はこの問題にだんまりを通していたが、これからはそうはいかない。名護市辺野古への移設を決めた日米合意と、これに猛反発する沖縄の民意がさっそく重くのしかかる。事態打開への戦略と陣立てを早急に固めないと、再び政権を揺るがす事態にも発展しかねない。
 月末にはカナダで、G8、G20サミットという首脳外交の舞台も控える。
 今後の経済財政運営の基本となる成長戦略と中期財政フレーム、財政運営戦略は月内の策定に向け、大詰めの時期を迎えている。参院選に向けたマニフェストの練り直しも急務だ。
 次々と直面する政策課題を、いかに的確に着実に処理していくか。かぎを握るのは、菅新首相を支える官邸中枢の顔ぶれや、各閣僚以下政務三役らの総合的な「チーム力」だ。
 それをうまく築き上げることができるかどうか。菅政権が久々の本格政権として安定した政策遂行に取り組めるかどうかは、まずここで試される。
 菅氏は内閣の要となる官房長官に仙谷由人国家戦略相の起用を決め、党務を担う幹事長には枝野幸男行政刷新相をあてる方針だ。「脱小沢」の決意の表れだろう。と同時に人事には政策への精通や実行力、官僚の掌握力など多様な力量が考慮されなければならない。週明けの組閣が菅政権の将来を左右するといって過言ではない。
 ■「政策一元化」の実を
 鳩山政権で失われた政策実行力や統治能力を取り戻すには、「政策決定の一元化」の立て直しも急務だ。
 菅氏は小沢氏が廃止した政策調査会を復活させる意向を明らかにした。
 政策をめぐり、政府だけでなく与党内でも闊達(かったつ)な議論が行われ、政策に反映されるのは当然だ。そもそも政権奪取前の構想では、党政調会長が国家戦略相を兼務し、党幹事長も入閣することにより、一元化の実をあげることになっていた。組閣と党役員人事という構想実現の好機を逃してはならない。
 社民党の離脱で揺らいだ連立の枠組みをどうするかも考えどころだ。
 菅氏は国民新党代表の亀井静香郵政改革相と会談して連立継続を決め、郵政改革法案の速やかな成立で合意した。民営化の方向を根本的に見直す法案を乱暴に扱ってはいけない。廃案にし仕切り直すべきだ。
 重要な政策課題をめぐって、連立相手の主張をどこまで受け入れるのか。連立解消の分岐点はどこか。政党間協力や国会での合意形成の新たな手法を工夫しつつ、再考すべきだろう。
 参院選は民主党政権9カ月の中間評価とともに菅政権に対する事実上の信任投票になる。失敗を反省し、生まれ変わった姿を国民に見せられないと、厳しい審判は避けられまい。
 分かっていてやっているのか、本当に舞い上がってしまっているのか…。
 ここまで舞い上がられると「後期鳩山」政権の担い手としての新首相による内閣って一面を忘れてしまいそうになるから不思議なもんだ。新首相も舞い上がってそうだしなぁ。

 ここ数日で完全に悪役になったあの人は…。

「選挙勝てば先頭に立つ」=9月の代表選に出馬?-小沢氏 (時事ドットコム)
 民主党の小沢一郎前幹事長は4日夜、党岩手県連の集会に寄せたビデオレターで、「参院選に勝利して政権を安定化することで、本当の意味の改革が実行できる。そのときに、まさに自分自身が先頭に立って頑張ってまいりたい」と述べた。9月の党代表選に自ら立候補する可能性を示唆したともとれる発言で波紋を広げそうだ。
 集会では、衆参両院の本会議で菅直人代表が新首相に指名された直後に、ビデオレターが収録されたと説明された。
  また、小沢氏は同日夜、都内で開かれた自身を支持するグループの会合であいさつし、代表選で樽床伸二衆院環境委員長が129票獲得したことについて「私は立場上、動けなかったが、次につながる良い数字だ。あと90(票獲得)で首相が取れた。90なんて難しい数字じゃない」などと語った。(2010/06/04-23:45)

コンビーフ

 「青葉学園物語」では憧れの存在として描写されていたコンビーフ。頭の中に名前はあったんだけど、イメージが描けずにいた数年間を経て、金剛登山の時にとある缶詰にその文字を発見した時のちょっとした興奮は今でも鮮やかな記憶として残っている。
 あの独特の缶をクルクルして開けた時の感動といえば…。そして、食べた時のがっかり感も…。
 頻繁に買うわけではないけれど、酒のアテを物色する時に「コンビーフなんてどうかな?」だなんて思うときがあって、「マズくはないけれども懐かしい味だなぁ。」だなんて思いながら酒を呑んでいるときに僕ってMっ気あるよなぁだなんて思ったモンなんだけどね。

 そんなコンビーフを久しぶりに買ってみようかなぁって思ったんだけど、行きつけのコンビニには置いていなかった。以前コンビーフを買ったとき、もう数年前にもなるけど、どんなコンビにでも置いてあっんだけどなぁ。つまみのコーナーにはあの台形の缶の代わりに酒のアテになるプリッツやらが置かれていた。

 常にコンビーフを食べたくなるわけじゃないけど、無性にクルクルしたくなるものとしては少し寂しく感じた。

03/06/2010

う~がんだー

Twitter / 鳩山由紀夫: 本日、総理の職を辞する意思を表明しました。国民の皆さ ...
 早く人間になれると良いよね。

【鳩山発言詳報】(1)「国民が聞く耳持たなくなった」 (1/3ページ) (産経ニュース@msn.)

 伝聞だけど、鳥越さんの心には響いたみたい。
 僕がよかったって思ったのは小林千代美衆院議員に辞職を勧めたこと。でもね、首相が自分の首と引き換えに辞職を勧めなければならないって事態を目の当たりにして、小林さんの支援団体の影響力を察知できる。
 そういえばあそこのドンだとかボスだとか言われている政界のアズマックスがこの騒動で表舞台に出てこないのが不気味ではある。

02/06/2010

秘密選挙なんだけど…済まない思い

 いや、僕は投票していないんだけど。

首相進退持ち越し、小沢・輿石氏と協議 2日にも再会談 (asahi.com)
 ポッポが辞めても何も変わらんよなぁって…。
 現実がシュールだからこういったパロディーがなんだかリアリティーを持っているように感じる昨今。
「参院選、勝てば首相退陣」 民主圧勝の見込み (虚構新聞)

 それはそうと、辻氏の件 があんまり騒ぎになっていないようだけど、ああいったのがのさばる事ができる土壌はポッポが身を引いても変わらんし、「木鐸」が機能しないんであれば酷かった自民党時代よりも更に酷い状態。
 辻氏といえば毎日のように自らの「弁護士としての経験」を強みとしていたけど、どうやら彼の法律的な知識は彼自身や身内を守るためだけものだったらしい…。
民主・辻恵議員を富士薬品が提訴 供託金5億円返還求め 辻氏「事実無根」と反論 (1/3ページ) (産経ニュース@msn.)